2月の賑わいと、「16日」のお話
皆さま、こんにちは。札幌市時計台です。
2月の札幌は、雪まつりなどのイベントもあり、街全体がとても賑わいます。
現在、時計台には非常に多くの大学生の皆さまが足を運んでくださっており、
館内はいつにも増して若々しいエネルギーでいっぱいです。
今年度から新設された「大学生料金」。
その影響を肌で感じたのが、この2月の春休みシーズンです。
そのおかげか、館内はいつにも増して若々しい活気に満ちています。
特に印象的なのが、北海道大学(北大)の学生証を提示してくださる学生さんの多さです。
ご存じの通り、ここは「旧札幌農学校演武場」。
今の北大生にとっては、いわば「直系の大先輩たちが通った学び舎」です。
140年以上の時を超えて、現役の学生たちがこの床を踏み、時計機械を見上げる姿には、
言葉にできない感動があります。
もちろん、北大生だけではありません。全国各地の学生証も受付で拝見します。
彼らは皆、自分たちのお小遣いから150円を払い、この重要文化財の空気を吸いに来てくれています。
「がっかりスポット」なんて言われていることを忘れるほど、
彼らの真剣な眼差しが、今の時計台の価値を証明してくれているようです。
正直に申し上げますと、スタッフの間でも驚きの声が上がっています。
「こんなに多くの大学生が、時計台に足を運んでくれるなんて」と。
彼らは、最初から重要文化財の難しい歴史を知り尽くして来ているわけではないかもしれません。
でも、2階の演武場で時計機械を前にしたとき、スマホを構える手が止まり、
しばし無言で見入る瞬間があります。
「140年以上、一度も止まっていない」という事実に触れたとき、彼らの表情がパッと変わる。
その「発見の瞬間」に、私たちは立ち会っています。
春休みを利用して全国からお越しいただいている学生の皆さま、数あるスポットの中から
この場所を選んでいただき、本当にありがとうございます。
展示をじっくり読み込む姿や、時計の仕組みに驚く声に、
私たちスタッフも日々パワーをいただいています。
その一方で、少し寂しく感じていることがあります。
それは、地元・札幌市民の皆さまのお姿が少ないことです。
「時計台? 外から見れば十分だし、中には何もないでしょう」
正直に申し上げて、そう思われている市民の方は多いはず。
でも、実は「16日(市民無料デー)」だけは、ちょっと違うんです。
■ 毎月16日は「札幌市民無料デー」です
時計台の創建記念日である10月16日にちなみ、札幌市民により愛着を持っていただく為、
私たちは毎月16日を「札幌市民無料デー」としています。
「いつでも行けるから」と、最近 館内に入っていない市民の皆さまも多いのではないでしょうか?
実は今、館内では大学生の皆さまが熱心に展示を見たり、2階の演武場で記念写真を撮ったりと、
時計台の歴史を新鮮な感性で楽しんでくださっています。
そんな「今の時計台の空気」を、ぜひ市民の皆さまにも体感していただきたいのです。
■ 館長特製「手作りチケット」の秘密
16日にご来館いただいた市民の方へお渡ししている入館券。
実はこれ、当館の館長が心を込めて作成した「オリジナル・特別チケット」なんです。
通常、無料の方はそのままお入りいただくことが多いのですが、
「せっかく来ていただいたのだから、形に残る思い出を持ち帰ってほしい」
という想いから生まれました。
「何もない」どころか、ここには手作りの温かさと、
140年以上続く歴史の重みがぎゅっと詰まっています。
そして、無料の時ばかり来館して、申し訳ない… それもそんなことはないのです。
札幌市時計台は市有施設であり、国指定の重要文化財
「どのくらい利用者がいるのか」も大事になってくるのです。
市民の皆さま、学生やその他無料にてご入館される方々、
有料にてご入館される方、
入館するすべての皆さまが時計台の存在価値につながります。
去る2月16日も、市民の皆さまに足をお運びいただきました。
時計台の創建記念日にちなんだこの「無料デー」、
実は「中に入ったのは小学生の社会科見学以来!」という市民の方もいらっしゃいます。
大学生たちが夢中でシャッターを切る横で、市民の皆さまはゆったりとベンチに座り、
1時間ごとに鳴り響く「鐘の音」に耳を澄ませる。
そんな贅沢な時間の使い方ができるのは、地元民の特権です。
■ 学生さんに人気!時計台の「映える」楽しみ方
SNS投稿を楽しんでいる皆さまへ、館内スタッフがおすすめする
「スマホで残したい時計台」のポイントをご紹介します。
・「実寸大の大きな時計の文字盤」との自撮り(2階)
・間近で見られるハワード社製の時計機械。
時計機械の歯車や振子を背景に、ローアングルから撮るとメカニカルでかっこいい1枚に!
・演武場のベンチで「明治の学生」気分
2階の広いホール(旧演武場)にある木製ベンチ。
ここに座って引きの構図で撮ると、レトロな雰囲気満載のポートレートになります。
・クラーク博士と一緒に撮影できる2階ホールのステージ
そこには、札幌農学校の初代教頭であるクラーク博士の像がベンチにゆったりと腰掛けています。
実はここ、博士の隣に座って肩を並べて記念撮影ができる、
当館きってのフォトスポットなんです!
「Boys, be ambitious(青年よ、大志を抱け)」
その言葉を残した博士と同じ目線で、140年以上動き続ける時計機械を眺める……。
そんな贅沢な体験が、今の学生さんたちだけではなくご来館の皆様の心を掴んでいます。
・毎正時の時の数鳴る時計台の鐘の音 12時が最大12回、鐘が鳴ります
動画として撮影し、SNSに載せることも。
・来館記念の「時計台スタンプ」
館内には、旅の記録にぴったりなスタンプをご用意しています。
実はこのスタンプ、デザインが細かく、チケットの裏や手帳に押すととっても「映える」んです。
また、館内ではボランティア解説の方がいらっしゃいます
ボランティアガイドの解説を聞きながらの観覧は料金+αの充実感と満足感を得られます
■ 次回は3月16日(日)です
「別に用事がないから」と言わず、お散歩のついでに、館長の自信作(チケット)を受け取りに来ませんか?
市民の皆さまに愛されてこその時計台。
北大生も多く来れれています、お住まいが札幌市内であれば、16日は無料で入館できます
お住まいのご住所が確認できるものをお持ちになってご来館ください、受付窓口にてご対応致します
大学生の熱気と、明治から続く静謐な空気。その両方が混ざり合う不思議な空間で、皆さまをお待ちしております。
3月は年度の最後の月……来年度はどうなるのか……良いお知らせが出来たらと思います
■ 観光・SNS閲覧者の皆さまへ
明治14年に設置されて以来、147年を過ぎた今も、時計台は元気に時を刻んでいます。
混雑を避けたい方は、開館直後(8:45〜)や14:00頃がおすすめ。
夕暮れ時にライトアップされる時計台の外観も、SNS映え間違いなしの美しさです。
■ 学生の皆さまへのお誘い
今、時計台を盛り上げてくれている大学生の皆さん!
もしお友達が札幌市民なら、ぜひ16日に誘ってみてください。
住所がわかるもの(免許証や学生証など)を提示いただければ、市民の方は無料で入館いただけます。
「札幌のシンボル」は、中に入ってこそ、その真の美しさがわかります。
140年以上、一秒も休まず時を刻み続ける時計の鐘の音を、ぜひ間近で聴きに来てください。
「自分は市民じゃないから関係ないかな?」と思われた皆さま、そんなことはありません!
16日は市民の皆さまの笑顔が増える、少し特別な日です。
混み合う前、午前中の静かな時間帯に聞こえる「鐘の音」は格別ですよ。
多くの人で賑わう日は、活気ある「かつての演武場」の姿を彷彿とさせます。
明治から続く時計の鼓動を、地元の方々と一緒に感じてみませんか?
皆さまのご来館を、心よりお待ちしております。











